症状別ハーブティーの飲み方

ハーブと日本

医学・薬学の発達とともに、自然の薬・ハーブは、その存在と価値が忘れられていきます。

しかし、化学薬品が及ぼす弊害が問題になり、1960年代に高まった自然回帰志向によって、再びハーブが脚光を浴び始めました。
主に西洋で親しまれてきたハーブが日本に入ってきたのもその頃です。

でも、タイムローズマリーオレガノなどといった、聞き慣れないハーブの名前に加えて、活用法もよく分からないし、日本ではなかなかハーブは浸透しにくかった経緯があるようです。

私は20年ほど前、ラベンダーの香りに癒されたのがきっかけで、ハーブに興味を持ち、勉強を始めました。
その頃は、情報も今よりはるかに乏しく、インターネットも、一般的にはまだまだ普及していなかったので、欲しいと思ったハーブを入手するのも、簡単にはいきませんでした。

それでも近年、ハーブが注目を集めて来ているのは、社会環境のめまぐるしい変化に伴うストレスの増加や、医療費負担の増額、徐々に進む高齢化などにより、自分の健康は自分自身で管理する、という傾向が強まってきたせいもあるのかも知れませんね。

全国各地にあるハーブ園でも、ハーブを効能別に分けてあるのを、よく見ます。
体に良いとされるハーブに興味を示し、知識と理解を深めようという人が、少しずつ増えてきているのでしょう。