ハーブの歴史
ハーブの歴史は、大変古いものです。
今から遡ること約4000年前の古代エジプト時代には、ミイラを作る際の防腐剤として、クミン、シナモンマジョラムなどのハーブが使われていました。
世界三大美女といわれた かのクレオパトラも、ハーブ染めの衣装を身にまとい、バラを浮かべたお風呂に入っていたそうです。
その後、ハーブは古代ギリシャに伝わりました。
「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスが、医療用として、400種以上のハーブの処方を書き記しています。
その処方の中に、「ハーブを煮出して液を飲む」とあり、これが、ハーブティーの始まりだといわれています。
古代ローマ帝国では、国の侵攻により、繰り返し戦地へ赴いた兵士たちの傷や病気を癒すために、ハーブが使われていたといいます。
やがて、ヨーロッパの王侯貴族の嗜好品・ハーブティーとして愛され、日常的に飲まれるようになりました。
時代を重ね、ハーブはヨーロッパからアジア、アメリカまで、世界各地に広く伝わっていきました。