症状別ハーブティーの飲み方

子供にも飲ませたいハーブティー

カフェインや化学物質を含まないハーブティーは、子供でも安心して飲むことができます。

ただ、大人よりも効き目が強くなってしまうこともありますから、特に体の機能が未発達な5歳未満のお子さんには、通常より薄くして入れてあげるようにしましょう。

子供に飲ませたいハーブティーとして、ポピュラーなのが、カモミールでしょうか。
ヨーロッパでは、風邪をひいたときや腹痛を訴えたときに、子供に飲ませる習慣があるそうです。
家庭の常備薬といったイメージでしょうか。
カモミールのりんごに似た甘い香りは、子供でも飲みやすく、寝る前にカモミール・ミルクティーにして飲ませると、寝つきが良くなるようです。

夜、ぐずったりして、なかなか寝てくれない子供には、興奮した気持ちを落ち着かせるリンデンとブレンドして、飲ませてみてはいかがでしょうか。
寝つきを良くするハーブティーは、色々ありますが、パッションフラワーバレリアンは、鎮静作用が強く、子供には飲ませないようにしましょう。

風邪をひいたかな?と思ったとき、ヨーロッパでは、エルダーフラワーに甘味をつけて、子供に飲ませるそうですよ。
日本の生姜湯や葛湯の感覚ですね。
ただし、エルダーフラワーは、5歳未満の乳幼児には、飲ませないほうがいいようです。

好き嫌いが多くて、栄養の偏りが心配な子には、鉄分をはじめとするミネラルが豊富なネトルがお勧めです。

穏やかな作用のハーブティーは、体への負担も少ないのですが、何かの病気やトラブルで、処方された薬を飲ませている場合は、医師に相談してみるほうがいいでしょう。